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猫の『バターカップ』は何年もの間、背中に大きな毛の束を抱えながら生きてきました。元々バターカップには飼い主がいて、家の中や外を自由に行き来しながら生活していました。しかし、どんな事情があったかは分かりませんが、飼い主が引っ越す際にバターカップを置いていってしまったのです。

その後、バターカップは近所の住人にご飯の世話をしてもらっていたそうですが、毛の束を処理してもらうことはありませんでした。しかし先週の木曜日のこと、偶然バターカップを見つけた人が、地元の保護施設『ネバダSPCA』へと連れて行ったのです。
 

「バターカップは13歳で体重が11kgほどもありました。彼は私達が今まで見てきた中で、一番毛の束に苦しんでいる猫でした」と施設のエレン・リヒターさんは言いました。バターカップの不要な毛を取り除くのは大変でしたが、バターカップは不満を言わずにじっと耐えていたそうです。

バターカップは休憩時間になると、何度もスタッフにしがみついて来ました。慣れない環境に不安を感じていたバターカップは、スタッフに抱きつくことで安心感を得ていたようです。
 

そして、ついに全身の不要な毛が全て取り除かれました!

刈られた毛の量があまりにも多かったため、その場にいた全員が驚きました。そして、バターカップがこれまでにどれほど苦しい思いをして来たかが分かり、スタッフは涙を抑えきれなかったそうです。
 

「バターカップの肌は驚くほど乾燥していました。私達は肌の回復を助け、気持ちを落ち着かせるためにオイルとローションを塗りました。」

スタッフはそれから毎日、バターカップにオイルを塗り、ダイエット用のプレミアムフードを食べさせました。そのおかげで、元気のなかったバターカップは、日に日に回復しているそうです。

「バターカップはとても甘えん坊で、腕の中でゆっくりとくつろぐのが大好きです。また、彼はとても社交的な性格で、施設で暮らす他の猫達ともすぐに仲良くなりました。彼は軽くなった身体に満足し、毎日を幸せそうに過ごしています。」
 

こうして毛の束を背負い続けてきたバターカップは、優しい人に助けられ、保護施設で新しい姿に生まれ変わることができました。これからバターカップの里親探しが始まりますが、辛い時期を乗り越えた分、新しい里親さんにたっぷりと甘えて、幸せな毎日を送っていって欲しいですね。