【引退危機?】アンゴラ村長が大物芸人にキレられた・・・・・その理由と相手がまたまた凄いわw

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みなさんは車を運転する前にタイヤの点検をしていますか。もちろんご自分の身の安全のために簡単な点検は必要かと思いますが、そうすることで別の命が助かることもあるのです。これからご紹介するのは幸運にもタイヤの点検で発見され、人の手によって育てられた動物のお話です。

発進前に点検をしてみると…

タイヤのそばに何かがいる!


それはアフリカのナミビアでの出来事。ある日トラック運転手が発進する前にタイヤの点検を行っていました。するとそこにはツチブタの赤ちゃんがフロントタイヤにもたれかかっていたのです。トラック運転手は母親のツチブタが近くにいないかと探してみたのですが、見つけることができず、ツチブタの赤ちゃんを拾い上げてトラック会社の事務所に連れて行きました。

その後、ツチブタの赤ちゃんは獣医であり野生小動物保護施設のズ―リ・オーファネージの創設者であるエリカ・デ・ジャガー先生の手に委ねられました。

ツチブタはアフリカや中東に生息している動物ですが、人間が開発により生息圏を破壊したため近年では生息数が減っているのだとか。そんな希少な動物のこのツチブタの赤ちゃんがどんな理由で母親と離れ離れになってしまったのかはわかりませんが、トラック運転手が点検をしてくれたおかげで命を拾うことができたようですね。
家族はいなくなったものの命だけは助かったツチブタの赤ちゃん。
不幸中の幸いでした。

しかし、ある日ツチブタの赤ちゃんの前に新たな家族が現れることとなります。

その可愛らしい容姿に一目惚れ


エリカ先生にETと名付けられたツチブタの赤ちゃんは体毛も無く、生後およそ2ヶ月でした。

そして先生はETのピンクの肌やツチブタらしい長い鼻を見た瞬間に心を奪われてしまいました。

「それはもう一目惚れだったの」とエリカ先生。しかしエリカ先生はそれまでにツチブタのお世話をした経験が無かったため毎日が試行錯誤の連続だったそうです。

生まれたばかりのツチブタの赤ちゃんには被毛は無く、成長するにつれ灰色っぽい粗めの被毛が生えてくるのだそう。そしてぱっと見にはブタに似ているツチブタですが主食はアリやシロアリでアフリカ・アリクイと呼ばれることもあり、ブタというよりもアリクイに近い生態のようです。

それにしてもETの安らかな寝顔はまるで天使のようですね。エリカ先生が心を奪われてしまったのも理解できますね。しかしこれまでエリカ先生はツチブタの飼育経験が無いということで、果たして上手く育てることができるのでしょうか?

ミルク選びに苦労


「オッパイをあげるために色んなことを試してみなければならなかったの」とエリカ先生。

最初は国産の子猫用のミルクを与えてみたのですがETにはあまり合いませんでした。そこで南アフリカにあるオンダーステッポート獣医研究所のレクチャーからヒントを得て輸入ものの羊のミルクに切り替えてみるとETの体重は増えてはじめたのだそう。

赤ちゃん動物を育てるにはミルクは必要不可欠なものですよね。犬や猫だとヤギミルクで代用できることもありますが、ツチブタには羊のミルクが合うんですね。ミルク選びは簡単なようで実は難しいことです。例えば授乳が必要な子猫のミルクでもメーカーによって合う合わないがあるそうで、育てる側は本当に苦労の連続だと思います。

人間も動物も子育てはフルタイム!


ツチブタを育てることは人間の赤ちゃんを育てるのと同様にフルタイム稼働。数時間おきにミルクをあげる必要があり、運動をさせるために散歩に連れ出すのも大事な日課なのです。

人間にしても動物にしても子育ては大変な仕事です。24時間体制で寝る間も惜しみ子育てをするお母さんの仕事はまさに重労働。それでも大切な命を育むために日々力を尽くすお母さん達や動物愛護家の人達の行動には頭が下がる思いです。

犬の兄弟ができた!

 

更にETをエリカ先生がレスキューした犬のスポーキーとザラにも会わせる必要がありました。2匹はまずETがどんな犬なのかと模索し始めますが、次第に戸惑います。しかし2匹はすぐにETを受け入れてくれ仲間に入れてくれたのです。

スポーキーとザラにとってツチブタという動物は恐らく初めて目にする不思議な形の動物だったのでしょうが、2匹ともエリカ先生によって保護された動物。人によって助けられた動物達には私達人間には見えない絆が生まれるのかもしれませんね。

みなしご動物には慣れっこの犬達


「犬達はETに興味を持ったようで子犬として彼に接しているみたいなの」とエリカ先生。

「うちの犬達はヤギやイボイノシシのようなみなしごの赤ちゃん動物に慣れているの。だから2匹はETにあまり違和感を感じなかったみたいで、同じ仲間として遊んでくれるの。」

スポーキーとザラは普段から保護動物に触れ合っているからこそETを分け隔てなく受け入れてくれたんですね。

ツチブタは世界中の動物園でも見ることができるのですが、中にはツチブタと別の動物を同じ檻で飼育している動物園もあるそうで、ツチブタはそのような環境でもすぐに慣れてしまう性質があるようです。犬と仲良くできるのはツチブタのそのような性質ならではなのかもしれません。

犬達が大好きなET

どこまでも付いて行きます。そして犬達のお散歩の時はいつも一緒なのです。

「ETは自分がツチブタであることがわかってなくて、自分のことを犬だと思ってるみたい」とエリカ先生。

アヒルやニワトリだと生まれて初めて見た動物を母親だと認識するといった話を良く耳にします。生後たったの2ヶ月ほどで母親を失くし心細い思いをしていたETにとって犬達は頼りになる母親や兄弟のような存在なのでしょうね。

種は違えど犬達を慕って後を付いて来たり一緒に遊んだりするETの姿は意外にも自然に見えます。そして種の違いを意識しているのは私達人間のほうで、ETはそのような認識すらしていないのかもしれません。

野生に戻ったものの…


ETは野生に戻るまでの5か月間をエリカ先生の元で暮らしたのですが、野生に戻すには段階を踏んだのだそう。まずETが外で過ごす時間を1時間、2時間と少しずつ増やして行き、そしてある日、ETは一晩を外で過ごしたのです。

現在ETは野生に戻ったものの、それでもエリカ先生はいつもETに会っているのだそう。

エリカ先生がETを育てた経験はのちにやって来たツチブタの赤ちゃんのガーティの飼育に大いに役立っているのだそう。ガーティも母親を亡くしており、ETと同じように犬達と一緒に眠り遊ぶのだそうです。

ツチブタは夜行性の動物なので本来ならば夜の間は活発に動いているはずなのですが、毎晩エリカ先生のお宅に帰って来るとはなんとも不思議ですね。ただツチブタの特徴である「巣穴を掘る」という本能的な習性はしっかり持っているようで、穴掘りに適した鋭い爪であちこちに穴を掘っているようですよ。

恐らくエリカ先生の願いは人に頼らず自然界で一人たくましく生きて行って欲しいということなのでしょうが、それでもちょくちょく顔をだしてくれてると嬉しいのでしょうね。

いつの日かETも大人となり、家族が出来、その家族と共にエリカ先生を訪問する日がやってくるかもしれませんね。

エリカ先生の運営するズーリ・オーファネージ(ZURI Orphanage)では他にもフクロウやヤマアラシなどの野生動物も保護しています。エリカ先生の活動に興味のある方はホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。